最初の使用感については以下のブログで記載した通りです。その後、いろいろと使い勝手を理解して自分なりに便利に感じるようになったところもありますので、書いていきたいと思います。
最初に感じた不満点とその後
眼鏡のままの装着について
当初は眼鏡をつけたまま装着しようとすると、若干無理やり眼鏡を押し込みながらRiftSを被る形になっていました。でも外すときに後ろのダイヤルを緩めた後、ヘッドセット側を軸にバンドの後部(ダイヤル部分)から外すようにすると外しやすいことに気づいて、装着時はその逆をやるようにしたらスムーズにいくようになりました。
具体的には、バンドのダイヤルをできるだけ緩め、ヘッドセットの下側から顔に当てて眼鏡を覆うようにはめていくことで、楽に装着できました。
これは慣れの問題レベルで、不満はなくなりました。
IPDについて
人により違うので一概に言えない部分ですが、ここは改善のしようがなく、狭いスイートスポットで留まるよう頑張るしかありません。ただ、これも慣れてくるのか、あまり気にはならなくなってきました。もちろん、気にすれば十分にわかるレベルでボヤっとします。
液晶パネルの見え方
有機ELに比べ、黒浮きが目立つ気がした液晶パネルですが、これも慣れればなんてことありません。昔の液晶みたいに遅延があるわけでもなし、とてもきれいに見えています。ゲーム中の文字も読みやすいので助かっています。
トラッキング性能について
通常のプレイ中に問題になるようなずれは発生していません。試しに首を左右に振ってみてもそういう短時間でずれるようなことは起きません。ヘッドセットを外していったん置いた後、再度装着するとずれているということはあります。外部センサーがないので仕方ないですね。
音質について
評価は変わりませんが、アップデートで音量については改善はするらしいですね。そろそろアップデート来ているようですが、ネットでは音量以外はあまり改善した様子がないとの意見を見ますがいかがでしょうか・・・
Oculus Rift Sの内蔵スピーカーにトラブル、フェイスブックは「改善を約束」
5月21日に発売された、フェイスブックのPC向けVRヘッドセット「 Oculus Rift S(以下Rift S)」の音響システムに、多くの苦情が寄せられる事態となっています。今回問題となったのは、 Rift Sから実装された内蔵型のスピーカーです 。 Rift SはVRヘッドセットOculus …
Oculus Touchのトラッキング性能について
この件については、自分の場合 H3VRをプレイするとき、どうしてもサイトを覗くと手の位置がヘッドセットに近くなり、そのせいでトラッキングを失うことが多々ありました。なのでFPSやデザイン系のソフトなど、目の近くというかヘッドセットの近くに手が来ることが多いソフトについては、プレイスタイルを考える必要があるかもしれません。インサイドアウト方式の宿命なのか・・・外部センサーも一つ使ってハイブリッド構成みたいにできないのかな。
CV1のUSB電源問題は解決
自分の環境においてCV1では、USBの電源容量不足により(その原因に気づけなかったため)長らくプレイできないでいました。Rift Sでは、セルフパワーのUSBハブは使用せずパソコンに直挿しで使用していますが、時々ハングするもののグラフィックドライバーは死んでおらず、おそらくRift S側のドライバの問題に起因すると思われます(Rift Sはサウンドドライバに問題を抱えていそう。ノイジーなのも遅延を嫌ってバッファを小さくているような気が・・・)。ってことは、CV1よりも省電力になっているといえるでしょう。電源的に厳しいノートPCでも多少の余裕ができたと考えてよいと思います。
まとめ
1週間使用した限りですが、デメリットも少なくはありませんが自分にとっては外部センサーの設置が不要であること、セルフパワーUSBハブがなくても問題なく動作することのメリットのほうがはるかに上回ります。表示もきれいで文字も読みやすいですしね。
なかなか購入前にお試しするのが難しい製品なので、買ってみなければ合うかどうかもわからないものに5万円も出せるかというのが一番のハードルになりそうですが、興味があるならおすすめしてもいいかなと思います。